「プライベート・ライアン」Earn this ! Earn it !

心の筋トレ(映画)

先日の「血と砂」からの戦争つながりというわけでもないですが、普段、戦争ものはほとんど観ないという私が、連続で観てしまいました。

本作「プライベート・ライアン」原題は「Saving Private Ryan」(兵卒ライアンの救出)

1.凄惨な冒頭シーン

冒頭、ノルマンディ上陸作戦、オマハ・ビーチでの戦闘シーンは凄惨、特に海水が血で赤く染まるシーンが印象的。

足元の方から撮影して軍靴が土、砂を舞い上げる様子とか臨場感があって迫力がある。

映像自体も粗い感じでちょっと違う感覚を覚えました。

と期待させて始まったのだが・・・

2.ソール・サバイバー・ポリシー

4人兄弟のうち3名が戦死したため本国へ送還されることになったライアン二等兵(マット・デイモン)を救出するため、ミラー大尉(トム・ハンクス)とその部下7名の部隊が結成されます。

でも、たった一人を救出するために8名が命を賭けるなんて、それは割に合わないんじゃないのか、と思ってしまいましたよ。

(国防省の「ソール・サバイバー・ポリシー」というものに基づくらしい・・・)

当然、部隊の中ではこの任務に不服な者が現れ、一同の間で衝突が起きるし、ライアンに対し反感も生まれてくる。

それに対しミラー大尉が「自分は教師だった。・・・故郷の妻に誇れる任務をする。」と言ってその場を収めるわけですが、このシーンの「故郷の妻に誇れる任務」って何??と違和感が・・・

それでなぜか衝突が収まってしまうのがイマイチ合点がいかなかったし、そもそも戦争で誇れる任務なんてあるのでしょうかね?

それに4兄弟全員を戦場に送り出してること自体がそもそもおかしいんじゃないの?と思ってしまいました。

(勿論、戦争自体が愚かしい、ということは置いといて・・・)

4人全員を戦場に送っておいてそのうち3名が戦死したら一人は本国送還?!
そのために何名もが命を賭けて救出に向かう?!

このあたりがどうもバカげてるようなぁ・・・と思わざるを得なかったです。

この映画、冒頭の上陸作戦の迫力ある凄惨なシーンには驚かされるんですけど、観ているうちに段々、冷めてきてしまった・・・です。

以下ネタバレあります。

ライアンは本国に帰還せよ、と命令されても「戦場の兄弟を見捨てて帰れない。」と命令を拒否してしまいます。

でもそれによって皆を巻き込んでしまったことへの責任は重いんじゃないのか・・・・と疑問に思いましたね。

3.「Earn」の意味

ミラー大尉が死ぬ間際、ライアンにささやきます。

Earn this.

ムダにするな

Earn it.

しっかり生きろ

earn って「稼ぐ」という訳しか知らなかったけど、こういう意味合いになるんですね。知らなかったです。

それから数十年がたち、子や孫までもうけたライアンがミラーの墓前に立つシーン。

ここも私としては、どうもすっきりしないものが残りました。

戦争映画なので、そもそも、すっきり・・・とはいかないのは当然かもしれませんが。

本作は、第71回アカデミー賞の監督賞、編集賞、撮影賞、音響賞、音響編集賞を受賞

4.プライベート・ライアン 作品概要

作品概要

作品名:「プライベート・ライアン」

1998年公開
監督:スティーヴン・スピルバーグ
ジョン・H・ミラー大尉:トム・ハンクス
ジェームズ・フランシス・ライアン二等兵:マット・デイモン(青年時)

読んで頂き、ありがとうございました。

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