「マージンコール」It’s just money !

4.5
心の筋トレ(映画)

2008年に起きたリーマンショックを題材にある投資銀行の一日を追った映画

「マージン・コール」

1.最も印象的なシーン 「It’s just money !」

最も印象に残っているシーンがこちら

部下たちに不良資産であるMBS(不動産担保証券)を処分させ、その責任者であるサム(ケビン・スペイシー)は当然、自分もリストラされるメンバーに入っていると思っていたが、彼は会社に残れると知らされ、オーナー社長(会長かも?)のジョン・チュルド(ジェレミー・アイアンズ)に「俺もオプションを行使して辞める」と告げる。

が、チュルドに「責任を感じているのか? 他人のことなんか考えてどうする・・・」と説得され、あげく「It’s just money!」(要は金なんだよ!)との言葉を受け、結局、サムは会社に残ることを選択する。

彼自身、「I need money.」(金が必要だ。)と言い残して。

2.食事姿も決まっているチュルド

このシーンなんです・・・

すべてが終わった夕方4時過ぎ、オフィス内のレストラン(最上階かどうかはわからない)で一人、肉とワインを食するチュルド。
テーブルに置かれたメモ帳に時々ペンを走らせながら。

きっと(サムにはボーナス200万ドル)とかメモってるんでしょうね。

役員会での威圧感のあるチュルドもいいが、このシーンのチュルドが一段といい。

トップとして一人で結論をくださなければならない孤独感も漂います。

そして彼の、まず姿勢がいい。食事の時も背筋がビシッと伸びている。
またナイフの持ち方が独特に見えて、実はこの映画を見て以降、真似するようになったんです。

肉も小さく切って、決して頬張ったりしません。

品があるんですね。

口の中に物を入れたまま喋っていても品があるんです。

でもあの持ち方で肉が切れるってことは余程、肉が柔らかい、つまり上等な肉なんだろうなとか考えたりして・・・

パンもライスもなく一皿のみ。肉に野菜が添えられているのでしょうか。

姿勢が良くスリムですよね、彼。

スリムの秘訣はタンパク質に野菜でしょうね?!

まあ、なので食事姿も様になるってのは格好いいな・・・とこのシーンは強く印象に残りましたね。

3.マージンコールとは?

MARGIN CALL マージンコールとは追証(おいしょう)のことで信用取引などにおいて差し入れている証拠金が相場の変動により不足し、追加で 差し入れる証拠金のこと。

MBS(morgage backed securities 不動産担保証券)を大量に保有したため、価格変動によっては(かなりの可能性で)会社の総資産(8兆ドル?!)を超えるほどの損失を抱えることが予想され、それに対処する金融マンたちの話。

以下、ネタバレあります。

まず問題に気づく、というか、事態を見抜いたのがリスク管理部門のピーター・サリヴァン、それが夜の9時。

取引管理部門の責任者であるサム・ロジャース(ケヴィン・スペイシー)に報告するのが夜の11時。

そして夜中の2時過ぎに会議が開かれ、早朝4時の役員会で結論を出し、6時半に定例のミーティングでトレーダーたちに指示し、当日の市場で夕方4時にすべての処分を終える(売りぬく)。

結局、誰にも知られないように(だまくらかして)すべての不良資産を売り抜く。

この夜から翌日夕方までの約1日の緊迫した動きは見ごたえがある。

ジョン・チュルド(ジェレミー・アイアンズ)はヘリでオフィスにやってきて、皆が沈黙してしまう役員会で「私の武器は知力ではない」「私がなぜここにいるかというとそれはたった一つ、一か月後、一年後に何で金を生み出すのかを考えるためだ」と、のたまい「生き残るために断固これをやる(売り抜く)」と皆に協力させる。

協力させると言っても説得ではなく、ボーナスをちらつかせるのだが。

同意しなければ解雇する、という意味でもある。「君を失うだけだ・・・」と言って。

緊迫感があり、役者たちも達者で、ウォール街を描いた映画の中では好みの作品なんです。

4.マージン・コール 作品概要

作品概要

作品名:「マージン・コール」

2011年公開

監督:J・C・チャンダー

サム・ロジャース:ケビン・スペーシー
ジョン・チュルド:ジェレミー・アイアンズ

¥3,621 (2021/06/11 11:42時点 | Amazon調べ)

読んで頂き、ありがとうございました。

以下の映画(全般)ランキングのボタンのクリックをお願いします。


映画(全般)ランキング

タイトルとURLをコピーしました