「グリーンブック」奥さんはすべてお見通し

4.0
心の筋トレ(映画)

本作は第91回アカデミー賞の作品賞、脚本賞、助演男優賞を受賞していますね。

実は、予告編を観ても、そんなに心惹かれはしなかったんです。

トニー・リップ・ヴァレロンガ役のヴィゴ・モーテンセンは男前でもないし、地味な印象。(別に男前でなくてもいいんだけど)

なので、まあ一応観ておくか、という程度だったんです。

いやいや! 予想を遥かに超えて面白かったです。

そもそもタイトルにある「グリーンブック」とは何ぞや?

1.グリーンブックとは?

作中において、黒人が安全に泊まることのできるホテル(宿泊所)利用できるレストランなどが載った黒人ドライバーのためのガイドブックとの解説がされます。

(あとで調べたところでは「グリーン」とは人名なんですね。
ヴィクター・H・グリーンという人物によって書かれたものらしい。)

黒人のピアニスト、ドク・ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)は、優雅で品があってこれまた背筋がピンと伸びていて格好いいです。

(姿勢にはうるさいんです、私・・・)

最初はぶつかりあっていた二人が段々お互いを理解しあっていくという展開自体は予想どおりではあったが、二人のセリフ、演奏場面、そして二人の表情、演技は印象に残りますね。

2.印象に残ったシーン

1)シャーリーの演奏

中でもコンサートツアー最後、レストランでの食事を断られたドン・シャーリーとトニー・リップがそれならと、そこでのコンサートを断ってしまいます。

外に食事に出かけ「オレンジバード」という黒人しかいない安酒場でフライドチキンを頬張るのですが(このフライドチキンですが、それまでも何度も登場する重要なアイテム・・・)急遽、シャーリーが店の安物のピアノで演奏するシーン。

はい、ここはお待たせ・・・予想通りの展開だけど、でも素晴らしい。

そしてこの時のシャーリーの演奏に愕然とした(目の覚めたような)表情を一瞬見せるトニーリップが素晴らしいですよ。

以下、ネタバレあります。

2)「ボン・ナターレ!」

それとラスト、クリスマスイブに無事、帰宅できたトニーリップをシャーリーが訪ねてくるシーン。

トニーが家族親戚連中にシャーリーを紹介した瞬間、一瞬、静まる家族たち。
(黒人ですからね・・・)

一瞬、緊張が走ります。

が、しかしすぐに「席を作れ、彼に皿を!」という歓迎の言葉が飛ぶんですよね。

「ボン・ナターレ!」(イタリア語でメリークリスマス!)

3)奥さんのひとこと

そして妻ドロレスがシャーリーに「手紙をありがとう」とささやくシーンが素晴らしいです。

トニーは旅の途中、妻に手紙を送っていたのですが、その手紙の内容の大半はシャーリーがトニーに代わって考えていたもの。

わかっていたんですねぇ~

いやはや、やっぱり奥さんには敵いません!!

4)その他の印象的シーン

冒頭、家の修理に来た黒人の作業員が飲んだ空いたグラスをトニーがゴミ箱に捨てるシーン、

車の中で嫌がるシャーリーにトニーがケンタッキーフライドチキンを無理に食べさせるシーン、

最後の夜、バンドメンバーがトニーに、なぜシャーリーがこの旅に出たのかを語るシーン、

他にも印象的なシーンがいくつもあるし二人の掛け合いには笑えます。

黒人差別やこの時代(1962年当時)について正直、全然わかりませんが複雑ではあったんでしょうね。

作中にも何度も「complicated」(複雑なんだよ)というセリフが出てきます。

良い映画でしたよ・・・

3.グリーンブック 作品概要

作品概要

作品名:「グリーンブック」

2018年公開

監督:ピーター・ファレリー

トニー・リップ・ヴァレロンガ:ヴィゴ・モーテンセン
ドン・ドクター・シャーリー:マハーシャラ・アリ
ドロレス・ヴァレロンガ:リンダ・カーデリーニ

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