「血と砂」Fort Graveyard

観ました観ました・・・岡本喜八「血と砂」1965年公開。

先日観た三船敏郎のドキュメンタリーの中で言及されていたので気になっていた一本なんです。

まずの感想。
こんな映画があるのに知らなかったことがまず残念、不覚!
それとあまり世間的にも知られてないようですね。
1965年前後の記録を調べましたがキネマ旬報のベスト10にも入っていないようです。

1.少年兵の軍楽隊

少年兵の軍楽隊という兵隊としては素人同然の少年たちが自分の楽器を演奏しながら次々と死んでいきます。

演奏していたのは「聖者の行進」

でも喜劇なんです・・・この映画。

ユーモアたっぷりで、少しもじめっとしていない・・・でもだからこそ、かえって無残に、哀しく、虚しく、感じてしまいます。

そしてしまいには腹が立ってきてしまいました・・・

2.三船敏郎

そして三船敏郎がいいんじゃないでしょうか。

みんなを生き延びさせようと厳しく指導はするが、心優しく頼れる親父? 叔父貴? それとも兄貴か・・・

笑顔が男らしくて格好いいです。

黒澤映画のどの三船敏郎よりもこっちのほうがいいと思ってしまいましたよ。

3.伊藤雄之助ほか個性的な脇役陣

周りを支える役者も良かったんです。

元葬儀屋の伊藤雄之助、突撃していく時にアップになった顔が・・・笑える。

炊事係の佐藤允、あくどい顔、口は悪いが三船敏郎にしっかり協力する。

戦うのが嫌で3年間も牢屋に入っているという天本英世(仮面ライダーの死神博士!)

実際の天本英世さんってかなりユニークな方だったみたいですね。
本作の役も地でいくような。

ずる賢い憲兵役の名古屋章。

職業軍人としては失格だな、と三船に言われる大隊長役の仲代達也(しかも童貞という設定!?)

トランペットを吹いていた少年役の樋浦勉はその後もTV番組等で見覚えがありますね。

コンダクター役の大沢健三郎は黒縁メガネ、くそ真面目な顔して懸命にタクトを振る、いい表情していました。

そして光るのが朝鮮人慰安婦、お春の団令子、この時30歳。
団令子ってこんなに魅力的だったんだ・・・見直しました。

ラストシーンも印象的でした。団令子さんが良くって・・・

面白かったです。

でも、この映画、キネ旬のベスト10には入らなかったんですね??

私はこういうの好みですけどね。

4.血と砂 作品概要

作品概要

作品名:「血と砂」

1965年公開
監督:岡本喜八

小杉曹長:三船敏郎
持田一等兵:伊藤雄之助
犬山一等兵:佐藤允
志賀一等兵:天本英世
お春(金春芳):団令子
佐久間大尉(大隊長):仲代達矢
根津曹長(憲兵):名古屋章
吉野(トランペット):樋浦勉
原田(コンダクター):大沢健三郎

読んで頂き、ありがとうございました。

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