「チョコレート・ファイター」蹴り足で着地することの凄さと足首の重要性

4.0
心の筋トレ(映画)

「この蹴りに世界がひれ伏す」

本作以外にタイ映画を観たことはありません。

「ノーワイヤー」「ノースタント」「ノーCG」の謳い文句通り、主人公ゼン(=禅)役のジージャー・ヤーニンのキレのある動きが素晴らしいです。

ジージャー・ヤーニンは1984年生まれ、11歳でテコンドーを習い始め、1997年には国家が育成するテコンドー強化選手にも選ばれている。
本作「チョコレート・ファイター」の撮影に至るまでの4年間はみっちりと基礎トレーニングを積み、更に撮影には2年ほどの歳月がかかっている、のだそうです。

作中でも彼女がムエタイやカンフーを見て、すぐにそれらの動きを自らのものとするシーンがあるが、おそらく彼女自身、テコンドーの素養の上にムエタイ・カンフーも取り入れたトレーニングを積んだのでしょうね。

1.ジージャー・ヤーニンの驚異の蹴り

1)一連の連続技の速さ

蹴りのスピードとキレが素晴らしいのですが、一番、注目したシーンがこちらです。

左足を後ろへ振りながら(上体はまっすぐ立てたまま)、体をくるっと左回りに回転させ、右足で踏み切ってジャンプしながら(この時、両足は浮いている)更に体を回転、そのまま体が浮いた状態から前方の相手へ右上段回し蹴り。

(後ろ回し蹴りではありません)

そして右足で着地!(ここが凄いです)

そのままの勢いで左足で後ろ回し蹴り。

今度は左足で着地。

そのまま右足で足払い。

という一連の連続技。

まず最初のジャンピング回転回し蹴りは立ち技格闘技の経験者でもそうそうは出来ないと思うんですよね。

そして一連の動きが素晴らしく速いんです。

2)蹴り足で着地することの凄さ

しかし一番、驚いたのは最初の右での回し蹴りの後、右足で着地している点。

というのは普通だと左足が先に着地するはずだから。

それが右足で回し蹴りの後、右足で着地するということはかなりの高さを跳んでいるということなので・・・ということは相当、足首に負担がかかるだろうと思います。

2.蹴りに必要な筋肉

ところで、ジャンプしての回し蹴りに関係する筋肉といえば、ジャンプするための大殿筋、中殿筋。

太ももを上げる、股関節を曲げるための腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)。

太ももの筋肉、大腿四頭筋とハムストリング。

ふくらはぎの腓腹筋、ヒラメ筋。

それからまっすぐな姿勢を維持するための腹筋、背筋が大事なんだろうと思います。

3.足首をどう鍛えるか

1)足首の安定に関係している筋肉

では足を踏み切るとき、着地する時に、相当の負担がかかる足首はどうやって鍛えればいいだろうか。

足首の安定に関係している筋肉といえば、足首を曲げるための後脛骨筋(こうけいこつきん)、足首を反らせるための前脛骨筋(ぜんけいこつきん)、足を外反させるために必要な長腓骨筋(ちょうひこつきん)と短腓骨筋(たんひこつきん)、それと腓腹筋・ヒラメ筋あたりだと思います。

長短の腓骨筋群は不安定な場所を移動するための筋肉ですね。

2)トレーニング方法

これらの筋肉を鍛えるには、不安定な場所でトレーニングするのがいいのではないかと思います。

足首の周辺の筋肉が作用する主な場面は体重がかかる(負荷のかかる)場面。

不安定な場所で体重をかけるようにすれば、足首を安定させるためにより強い筋力が必要になりますね。

そこであえて不安定な場所を意図して選ぶことで、筋力を強化すると同時に体のバランスをとる力も向上させることができるのではないかと思います。

そこで使ってみたいのが「バランスディスク」

直径40cmほどの円形のディスクで、ディスクの底には直径18cmほどの円形のバランススタンドがくっついていて、合わせて床からの高さが10cmほどになる円盤。

まずはこの上に両足で乗ってディスクが傾きすぎないようにバランスをとる練習をする。

ある程度、バランスがとれるようになってきたら、この上でスクワットをやってみます。

回数はあまり気にせず、まずはぐらつくディスクの上でバランスをとりながら、体を沈め、引き上げる動きが出来るかどうか、にチャレンジしてみる。

このスクワットが10回できるようになれば、次は片足スクワットに挑戦する。

このバランスディスクは便利なもので、例えばこれを使った腕立て伏せをすれば、筋力とバランス、体幹の両方を鍛えることもできますよ。

ディスクに単に両足で乗ってバランスをとる(体幹を鍛える)だけに留まらず、スクワット、腕立て伏せなど、これを応用できる筋トレはないかと、折角のツールを使い倒す?!工夫をするのも楽しいのですよね。

4.チョコレート・ファイター 作品概要

作品概要

作品名:「チョコレート・ファイター」

2008年公開

監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ

ゼン:ジージャー・ヤーニン

読んで頂き、ありがとうございました。

以下の映画(全般)ランキングのボタンのクリックをお願いします。


映画(全般)ランキング

タイトルとURLをコピーしました