ボクサーが喧嘩するとこんな感じか…….「3-4✖10月」

心の筋トレ(映画)

本作は1990年の作品。

北野武の監督2作目ですね。

1作目は「その男、凶暴につき」(1989)です。

本作は興行的には惨敗だったようですが、その後、評価が高まった異色の作品です。

1.目が光っていた最強ボクサー

1)ボクシングファンでした

幼いころは相撲ファン。

なぜか大鵬・柏戸・佐田の山・栃ノ海などが載った絵本?!を読んでいた記憶は鮮明に残っています。

そしてプロレスファンとなり、それからボクシング。

最も印象に残っているのは大場政夫でしょうか。

テレビにかじりつくように観ていましたよ。

漫画も勿論のこと「あしたのジョー」「がんばれ元気」など熱心に読んでいました。

2)具志堅用高の登場シーンで

モハメド・アリが「象をも倒す」と言われたジョージ・フォアマンを倒した「キンシャサの奇跡」

興奮しましたね。

それから層の厚い中量級における「石の拳」ロベルト・デュラン、マービン・ハグラー、トーマス・ハーンズ、シュガー・レイ・レナードたちの争いとか、面白かったですよ。

でも試合数で言うと最もよくテレビで観戦したのは具志堅用高だったと思います。

なんせ13回連続世界王座防衛していますから。

それはよく観てるはずです。

今でも思い出すのは何度目かの防衛戦のこと。

リングまでの花道を歩いてくる具志堅用高の目がナイフのように鋭く光っていたんです。

ボクサーがリングに上がるまでは会場は真っ暗ですから、目の光だけがよく映えていたんですよ。

野生動物でもないのに。人間の目が。

よく「眼光鋭い」とか「目が光を放つ」とか表現されますが、本当にそういうものがあるとその時初めて実物を見て驚いたことをよく覚えています。

本当に、具志堅の目はナイフのようにギラっと光っていたんです。。。

相当な練習を積んだのだろうなと、でなければあんな人間離れした眼光は出せない、と思いましたもの。

当然ながらその試合は圧倒的に具志堅が強かったです。

2.元ボクサーのパンチ

本作の中で元ボクサーの渡嘉敷勝男がパンチを振るうシーンが2~3あったと思います。

「ああ、これは本物のボクサーのパンチだ」と感心しましたよ。

無駄な動きがありません。

スッと相手の懐に入って、ワンツー。

それだけです。

地味です。

でもちゃんと腰の回転で打っているんですね。

基本ですよね。

決して派手さはないものの、本物でした。

本作、とても面白かったのですが、観終わってしばらく経つと、渡嘉敷のパンチだけが強烈に印象に残っているんです。

3.「3-4✖10月」の作品概要

作品概要

作品名:「3-4✖10月」(さんたいよんえっくすじゅうがつ)

監督: 北野武

4.あとがき

具志堅が14度目の防衛戦で敗れ引退した後はあまりボクシングも観なくなりました。

なのでその後、世界タイトルを獲った渡嘉敷の試合も観た覚えはありません。

まさか映画の中で彼のパンチを観ることになるとは・・・

ところで、本作でタンクローリーで突っ込んで大爆発するシーンですが、これ観た瞬間、1971年のアメリカ映画「バニシングポイント」(Vanishing Point)を思い出しました。

後から知りましたが、本作「3-4✖10月」に国外配給においてつけられたタイトルですが

「Boiling Point」

何かそこに意味はあるのでしょうか? ないのでしょうか? どうなんでしょうか?

いや、考えすぎかもしれませんね、これは。

それより石田ゆり子さん!

彼女演じるサヤカが何の抵抗もなくすっとタンクローリーに乗っちゃうシーン。

実はこのシーンに一番、驚いてしまいました。

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